ユーザー事例

ライオン株式会社

ライオン株式会社様

 

当社は包装容器設計に分野において、1980年代より黎明期の3DCAD活用に取り組み、プラスチックボトル等については全製品の3Dデザインを社内で手がけています。私は包装容器設計のスペシャリストとして25年間取組んでいます。

2007年からは3Dプリンタを導入し、ハイエンド3DCADと組合せ、社内で3Dデザインを十分に吟味できる環境と要員を整えてきました。こうした一連の試みの中でRIS3Dさんとは出会いました。

2012年以降、3Dプリンタブームの影響もあり、これまで設計業務に携わっていなかった、研究部門のメンバーの中から、3Dプリンタを活用した製品開発を行いたいとのニーズが現れるようになってきました。当初は、われわれ包装容器設計部門が設計業務の合間にニーズに応えていましたが、その有効性が認知されるほどニーズは増えて行きました。

こうした背景を受け、RIS3Dさんと相談し解決策を探りました。その結果、研究部門のメンバー自身が3Dプリンタ造形に必要なSTLデータを手軽に作れるよう、安価で簡易な3DCAD (Cubify Design)を必要とするメンバー全員に導入ことと、その初期導入教育を実践的内容としてオンサイトで実施することを提案頂きました。

 

Cubify Designの導入には、

安価であることで

①必要とする全員の端末に配布できること

②ユーザーを増大させることでユーザー間が相互に教え合える環境を実現できること

Solid系CADの基本操作体系を持っていることで

③上達したメンバーが本格3DCADへ移行する際の障壁をなくすこと

などの狙いを持っていました。

 

RIS3Dさんの提案は2015年9月より実施しました。その結果、現在では多くのメンバーが自らの手で3DCAD・3Dプリンタを操り様々なプロトタイピングが行われるようになっています。その証拠として、3Dプリンタも当初はマテリアルジェッティングタイプ1台だけであったものが、現在ではFDM、マテリアルジェッティング、光造形など様々なタイプの3Dプリンタが日々プロトタイプを生み出し続けています。

今では、多くのメンバーがSolidWorksへと移行しており、Cubify Design の活用度は下がりましたが、これも当初の目論見通りと考えています。

私は、3D関連では社外情報ネットワークがきわめて重要であると考えています。困ったときに気軽に相談できる情報結節点としてのRIS3Dさんには、これからも期待しています。(容器・包装技術研究所  中川氏)

 

 

 


お客様概要

ライオン株式会社様

東京都墨田区本所1-3-7

設立:1918年

ハミガキ、ハブラシ、石けん、洗剤、ヘアケア・スキンケア製品、クッキング用品、薬品等の製造販売、海外現地会社への輸出

URL:https://www.lion.co.jp/

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