2-2・それぞれのメリットとデメリット

1・関数のメリット

下図のように係数(赤字の値)を変えれば線の形をすぐ変えることができます。これによって線に特性を持たせられます。

この特性の為、機械設計のような寸法制御が
多くまたトライアルで値を何度も変える必要がある用途で使用するツールに採用されています。

基本的に3DCADはほぼ全てこの関数で表現する方法を採用しています。

 

2・座標のメリット

座標で表現されている場合、座標一つ一つの数字(位置)を変える事が出来るのでとても複雑な形状を表現することができます。
この特性のため有機物やデザイン性の高い複雑なものを製作する用途で使用するツールに採用されています。

多くの3DCG、基本的なリバースエンジニアリングソフト(3Dスキャナデータ処理ソフト)、3Dプリンタの入力フォーマットはこの座標で表現する方法を採用しています。ポリゴンと表現すると馴染みがあるかもしれません。
ポリゴンも座標で表現する手法の代表的な一つとなります。

 

それぞれのメリット、デメリット

上記ではわかりやすいように2Dで説明しましたが、3Dデータの表現方法についても原則的には変わりません。

イメージとしては関数はペーパークラフト。座標は粘土のようなものを使って表現していると想像すると分かりやすいかと思います。

関数、座標による表現のメリットとデメリットは裏表になります。例えば関数のデメリットとして、有機的で複雑な形状は表現できません。
できたとしてもとても多くの手数が必要になるでしょう。では座標で表現するのがいいかと言われると関数のように係数を変えるだけで形状を変える事が出来ず値を一つづつ変えなければならないので非効率な場合があります。どちらも一長一短があるのでお互いを補完する形で現在も2種類の表現方法が現在も存在しています。

 

 

 

次項 

3-1・異なったツール間での3Dデータ受け渡し(データ互換)問題について

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