にゃん太郎とにゃん老師のQ&Aコーナー

コース1 3Dモデリングについて

Q1・イラストから試作品をつくってもらえるの?

にゃん太郎

デザイン性の高いペンをつくりたいんにゃけど、アナログのイラストしかないにゃ。これで試作品をつくってもらえるのかにゃ?

にゃん老師

正面図、側面図などの各方向からのデザインが分かる2Dイラストを用意してもらえればOKじゃよ。
またキャップのはめあい等の機構部分に関しては設計図面の用意をお願いなのじゃ。それを元に3Dデータを作製するぞよ。
3Dデータが完成したら3Dプリントして試作品を作製するのじゃ。どの3Dプリンタを使用するかは、経験豊富な技術員がコスト、ディティール、強度等の優先順位をお客様からヒアリングして多種の機種の中から選定するぞよ。またあくまで作製できるのは外装だけぞよ。ペンの内側の部分(機能部位)は依頼主にゃんこの方でご用意をよろしくなのじゃ。

Q2・3Dイメージをつくってもらえるの?

にゃん太郎

製品製作の仕事を請け負っているんにゃけど、2Dイラストの製品イメージで打ち合わせてもお客様に実際の形で見ないとイメージがつかめないと言われてしまったにゃ。かといって実際試作品をつくって、打ち合わせて修正して・・とやっていくとコストも時間も大変にゃ・・3Dデータで先方に提示的できないかにゃ?


にゃん老師

2Dイラストからの3Dデータの作製が可能ぞよ。
作製した3Dデータは3DPDFにて納品可能だから、先方に3Dデータの閲覧環境がなくても最新のAcrobatReaderがインストールされているPCがあれば360度くるくる回して立体データを確認してもらえるのじゃ。誤解のないシームレスな製品イメージのやりとりが可能ぞよ。データ追加修正費用は別途相談なのじゃ。

Q3・図面から3Dデータをつくってもらえるの?

にゃん太郎

2DCADで設計した図面で部品のの製作依頼をしたら依頼した会社の担当者さんに3Dデータでくださいと言われたにゃ・・。うちの会社には設計はできても3DCADの環境も出来る人もいないにゃ・・。


にゃん老師

作製された図面を借りて3Dデータを作製することが可能なのじゃ。データの受け渡し形式はポリゴン系(stl obj ply)やWeb系(wrl)やCADの共通フォーマット系(iges step parasolid)にて出力可能ぞよ。各CADのネイティブ形式(履歴付き)での納品を希望する場合は個別に相談して欲しいのじゃ。
実際に3D環境はあっても、オペレータにゃんこの引継時期や繁忙時期で作業が難しいとき等に依頼して欲しいのじゃ。

Q4・小ロットの製品をつくってもらえるの?

にゃん太郎

オリジナルのロゴ入り名刺入れのような小ロットの製品を作りたいにゃ。でも製造の事なんて全然分からないにゃ・・どうしたらいいにゃ?

にゃん老師

3Dプリンタで造形できる材料での範囲内ならば小ロット製品の製作も可能ぞよ。今は強度がありコストも
低価格な3Dプリンタもあるのじゃ。
イメージ図や図面を見て3Dデータ化をしたら、製品のクオリティに耐えうる3Dプリンタで造形して納品するのじゃ。基本的に現在使用できる材料はABS、PLA、アクリル樹脂、ナイロン(PA6、PA12)、カーボン、アルミ、ステンレス、石膏等ぞよ。

コース2 SCANリバースモデリングについて

Q1・モックモデルを3Dデータに出来るの?

にゃん太郎

発砲や粘土を削って製品の外観のモックモデルを作ってデザインを今まで決定してたんにゃけど、寸法定義やアレンジを開発メンバーに共有しやすいソフトウェアでやりたいと言われちゃったにゃ、でも3Dモデリングができなくて3Dデータ化できないにゃ・・

にゃん老師

現物から3Dスキャンして3Dデータ化すれば、データを任意にアレンジすることが可能ぞよ。穴の計を変更したりオフセットで一回り小さくするなど自由に編集できるのじゃ。
スキャンデータをダイレクトに編集する他にもCADデータ化して寸法に落とし込んだり、図面化することも可能ぞよ。現物しかない物をデータ化しアーカイブ化することによって、それを元により少ない手間で新商品を開発することが可能なのじゃ。

Q2・既存部品のアレンジはできるの?

にゃん太郎

うちの製品の、とある鋳物部品をちょっとアレンジした形が欲しいってよく言われるにゃ。でも大昔に作ったから古すぎて図面も3Dデータもなく現物しかないにゃ・・・だから依頼を断ってるんだけどお客様は困っているしお仕事を受けたいにゃ・・。


にゃん老師

現物から3Dスキャンして3Dデータ化すれば、データを任意にアレンジすることが可能ぞよ。穴の計を変更したりオフセットで一回り小さくするなど自由に編集できるのじゃ。
スキャンデータをダイレクトに編集する他にもCADデータ化して寸法に落とし込んだり、図面化することも可能ぞよ。現物しかない物をデータ化しアーカイブ化することによって、それを元により少ない手間で新商品を開発することが可能なのじゃ。

Q3・注型マスターの修正は出来るの?

にゃん太郎

とても有名なデザイナーさんにブローチの原型をワックスでつくってもらったにゃ。でも鋳造担当にゃんこに渡したら1部分が薄すぎたり、凹凸がなすぎてつくれないとか、鋳造したら縮小するから全体的に2%拡大して欲しいとか原型の編集を依頼されちゃったにゃ・・。デザイナーさんにもう一度作り直してもらう訳には行かないし、引っ張っても原型は伸びないしどうしたらいいにゃ・・・

にゃん老師

ワックス原型を3Dスキャンして3Dデータ化すれば、1部分へ付け足すことによる編集や全体の拡大、縮小、厚みの変更などがソフトウェア上で可能なのじゃ。最低肉厚のチェックで製造失敗のない原型を作るノウハウをためることもできるし、体積指定の縮尺も可能だから材料費を優先した最適形状の作製などソフトウェアならではのデザインも面白いぞよ。
調整したデータを3Dプリンタで最適な材料で出力して担当にゃんこに渡せば問題クリアになるぞよ。

Q4・手加工が入って正式な図面がないものをデータ化できるの?

にゃん太郎

図面通り金型を作ってもうまく製品が成形できなかったにゃ。でも職人さんが手で削ってくれて調整してくれてやっとうまくいったにゃ!!でも・・あれ?削った今の金型が正しいから正確な図面やデータがないってことになっちゃうにゃ。どうしようにゃ・・。

にゃん老師

実際にちょっとずつ実験しながら形を合わせていったり調整する為に手加工が入ることはよくあることなのじゃ。完璧に調整した現物が出来上がったら、スキャンして3D化することによって正しい設計データを入手することができるのじゃぞ。特に金型のように磨耗したり経年劣化するものであればオリジナルが現物だけだと、再現性のある製造ができないのじゃ。壊れて困る前に相談するのじゃ。

Q5・作品や原型の整理整頓や保管は出来るの?

にゃん太郎

今まで手で作ったオリジナルの陶器作品の型を保管しているのだけれど場所をとってしまってもう限界にゃ・・。倉庫を借りるお金はないし特に地震で壊れちゃったらもう取り返しがつかないにゃ・・

にゃん老師

過去作品、製品の原型や型は保管する場所をとるぞよ。かといっていつ使うか分からないから捨てるわけにもいかず場所ばかりとるのじゃ。3Dスキャンでそれらをデータ化すれば必要な時に取り出せるので現物はいらないのでスペースの有効活用ができるのじゃ。また文化財や歴史的価値の高いものが万が一壊れたときにもデータだけは残っているので詳細なレプリカの再現も可能なのじゃ。

Q6・どんな物でもスキャンできるの?

にゃん太郎

電子基盤みたいな細かい物をスキャンして欲しいにゃ

にゃん老師

スキャン可能な対象物についてはスキャンについてを参照して欲しいぞよ。
基本的に光っているもの(金属や鏡面仕上げの樹脂などの光沢のある物)はテカリ防止の粉スプレーを吹かせて貰うこともあるのじゃ。付着した粉は水で洗って綺麗にしてから返却させて貰うぞよ。つまり基盤のようなものは壊れてしまうので難しいのじゃ。

コース3  3D造形物サービス3Dデータを3Dプリントし、試作品、もしくは小ロット製品の作製について

Q1・どういう風に頼めるの?

 

にゃん太郎

3Dプリンタで物を作るのは初めてなので何が何やらわかんないにゃ・・

 

にゃん老師

依頼方法は3通りあるぞよ。
1・コース1のイラストや図面から3Dデータを作製の上3Dプリント
2・コース2の現物をスキャンして3Dデータを作製の上3Dプリント
3・そしてコース3の3Dデータ入稿での3Dプリント
じゃ。

コース3で依頼を承れるデータの拡張子は以下になるのじゃ。
stl/obj//ply/wrl/iges/

step/parasolid(.x_t/.x_t)
また3Dプリントが可能なデータについての注意事項が以下にまとめてあるので是非チェックしてほしいぞよ。
「3Dプリント可能なデータについて」

Q2・どんなものがつくれるの?

にゃん太郎

どんな素材の物がつくれるのにゃ??

にゃん老師

ABS、PLA、アクリル樹脂、ナイロン(PA6、PA12)、カーボン、アルミ、ステンレス、石膏等ぞよ。

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